昨日の夜9時前のこと。
ホームから電話がありました。
出た瞬間から相手の方の声が慌ててたので、「こりゃ、義母になんかあったな」とピーンときました。
「○○さんなんですが、意識が無く嘔吐があります。血管障害の可能性があるので、救急車を呼びましたっ！」
「いつもの救急病院に運ばれると思いますが、今東京ですよね？」
9時では今から自宅を出ても新幹線には間に合わない。
「契約している【きずなの会】さんに連絡をして、病院に行ってもらいます」
こんな時の為に代金をお支払いして【きずなの会】さんに入会したのです。
付き添いから入院手続きまで全てやって頂けて、症状などの電話連絡がかかってきました。
本当に助かりました。
義母は先日妹が突然死して、深い付き合いのある親族はいません。
子供（私のオット）は１人で東京住まい。
頼れる人がいないのです。
転勤が決まってすぐにこの【きずなの会】に入会しました。
それもこれも義母がお金を貯め込んでいてくれたお陰です。
社会福祉士の友達も言ってましたが「介護はお金次第でどうにでもなるよ」と。
嫌な感じに聞こえますが、本当にその通りだなと改めて実感しています。
もし【きずなの会】に入会していなかったら、今自宅には居ないし、泊まり込みで名古屋に行かねばならないでしょう。
特に最近私は体調が優れないので助かりました。
でスーパーウーマンである鋼鉄の身体を持つ義母ですが、もともと高血圧気味ではあったんです。
唯一の弱点ですかね。
やはりそれが引き金になりました。
検査結果は、「前頭葉脳内出血」でした。
今は薬で出血を止め安静にしています。
呼吸等生命維持にかんする事は問題ありません。
意識障害はあるようですし、予断を許さない状態ではあります。
まだ発症したばかりでどうなるかはわかりませんが、回復したとしても後遺障害は確実に残るであろうとのこと。
また今搬送された病院は急性患者を受け入れる救急センターなので、回復しリハビリが必要な状態になれば転院させられると思います。
更にはその回復次第で今のホームに戻れるかどうかもわかりません。
オットとも相談の上、「延命治療」はお断りしています。
もう８７歳です。おまけに認知症で誰もわかりません。
認知症の薬で、ただただ「もぉ～」としていることがほとんど。
薬を止めてしまうと他の入居者様と揉めてしまうので止められない。
たまにでも家族を認識してくれるようなら考えたのですが、ここまで認知症が進行してしまったら「延命はしない」と決めました。
義父が亡くなった後、「私も早くお迎えこないかしら？」と言われていましたし、なんと去年骨折で入院したとき、「私早く死にたいのよ」と呟いていました。びっくりして「え、どうして？」と聞いても返事は無かったですが･･･。
どんな心境だったのでしょうね。。
その言葉を聞いているので、あまり迷いなく決めることが出来ました。
これからも「入院手続き」や「退院」「転院」など全ての手続きは【きずなの会】さんにお願いしました。
もちろんのこと有料ですが、東京から往復交通費よりはずっと安いです。
ただ、くだんの私が苦手とするホーム長。
期待を裏切らない対応をしてくれましたよ。
9時40分頃電話がかかってきました。
「大変ですね」
「大きな病気じゃなければいいですね」
とか、普通思って無くても一応介護サービス業なんだから言いません？
それが第一声が、
「【きずなの会】との連携は大丈夫ですか？色々決定するのは親族ですよね？」
ですって。
義母の事にはチラリとも触れない。
何か揉め事が起きるのを恐れている感じです。
過去になんかあったんでしょうかね？
どうも【きずなの会】を目の敵みたいにしている。
「【きずなの会】さんから私どもに連絡があり、意思決定をするのは私達です。」
と伝えると、
「あぁ、そうですか。それならいいですが･･･。」
と「お大事にとか」何とかの挨拶もなく電話は終了しました。
電話を切ったあと「さすが、あのホーム長」と妙に感心しましたよ。
ブレが無いわ(-_-)
驚きのタイミングとは･･･。
私今日晴れて「成年後見人」になりました。
お金の管理は「専門職後見人」に移ります。
病院の代金とか、今後の転院とか、今までみたいに家族で自由に出来ません。
お金が必要なことはすべて「専門職後見人」にお願いしないといけないのです。
前より手間が格段に増えたんだけど。
よりによって「決まった日」に入院だなんて。
事務的な話ですが、これから大変そうです。。。
今日もお読み頂きありがとうございます。
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